携帯電話のiアプリで英辞郎のデータを閲覧。


ドコモの携帯電話D902isを購入してあれこれ弄り倒しております。素晴らしいアプリを見つけました。AZというソフトです。miniSDカードに保存した英辞郎データから直接単語を検索できます。携帯サイトの英辞郎と比べるとパケ代かからないし、電波が届かない場所でも使えます。素晴らしい!です。導入方法はhttp://ese.s25.xrea.com/az/index-i.htmlに懇切丁寧に載っているので助かりました。気が付いた点は、

  • PDICではなくてtxtデータのほうを使わなければならない。
  • 英和のみで和英はダメ。後述のとおりアルファベットの入力にしか対応しないためのようです。
  • 書籍版の英辞郎第2版の場合、txtファイルの変換後の"FS"ファイルの大きさは約132MBです。miniSDカードにそれだけの空きが必要です。

変換処理にはけっこう時間がかかりましたが、miniSDカードにいれてアプリで見てみると見られるのに感動!ただ、元データはふりがながカッコに入っているので只でさえ狭い画面に一覧性がなくなりひらがなが邪魔で仕方ありません。
解決方法としては、元のテキストデータを秀丸で処理してカッコ内のひらがなを削除しました。(置換→正規表現にチェックして、【検索】{[ぁ-ん ]+} → 【置換】空白のまま)  
これで、"FS"ファイルの大きさが約132MBから約90MBになり、また見やすくなってさらに使いやすくなりました。
これでもデータが大きすぎるという場合はこんなソフトもあります。「英辞郎間引きツール」これを使うと"FS"ファイルは19MBとなり、かなり小さくなります。私は複合語が検索されないのは寂しいのでここまでは小さくしてはいませんが。

入力方法が珍しいです。普通の携帯電話式の入力方法(2→a 22→b 222→c)では無く、aもbもcも2を1回打つでOKなのです。単語は数文字から成るので、可能性のある組み合わせが検索されます。本家サイトではこう説明されています。

AZ はテンキーに表示されているアルファベットをそのまま入力していくことで、検索を行います。たとえば dictionary という単語を検索したい場合は d が刻印されている数字キー[3]、i が刻印されている数字キー[4]・・・というように文字が刻印されているキーを次々と押していきます。この手順で dictionary は [3][4][2][8][4][6][6][2][7][9] で検索できます。

なので、短い単語では候補の単語が沢山表示されて(狭い画面の携帯では)見るのが大変だったり、時には携帯電話がデータを処理しきれなくなってフリーズしたりもします。

このソフトのハードルとしては、

  • 英辞郎データは自分で用意しなければならない。(有料)ダウンロード版で1980円ですが、辞書があまり必要でない向きには高いかな。辞書の内容からしたら冗談みたいに安いんだけどな。
  • データの変換作業がちょいとハードル高いかも。そもそもパソコンが無いと作業できないし。
  • 比較的新しい機種(P902i以降??)にしか対応してないみたい。(SD-Binding対応でないとダメ?このへんよく分かりません。)

私が英辞郎を使う目的はアルクのSVLレベルチェックです。知らない単語が出てきたとき、英辞郎で調べてSVLレベル12までがついていたら→さっさと暗記するべし、レベル無し→とりあえずパスしてよし、としています。

電子辞書のコンテンツに入っていない英辞郎が使えるようになって大満足。いつぞや、PDA英辞郎EPWING化して使うかというややこしいことも考えたものです。携帯電話でここまで出来るなんて凄いです。作者さんに感謝。