大人のための英語多読入門

大人のための英語多読入門

大人のための英語多読入門

大人の英語多読入門
図書館で借りてきた。100万語多読のSSS系統の本である。50代以上対象ということだが、この年代としては比較的高度な教育を受けてきたとか、または仕事で英語を使ってきたとか、趣味で英会話をやっている人でないと難しいのではないかな。現実的に。
で、熟年世代でなくても充分参考になる本です。密度が濃いです。まったくはじめての人は圧倒されてしまうかも。

1.入門レベルYL0.0~0.9 英米の6歳児くらい向けの絵本(日本の中学レベル文法、中学の数倍の単語)(知らない単語は挿絵を見ればわかる)
2.基本レベルYL1.0~2.9 英米の小学校低学年向けの児童書or大人向けGraded Readers(日本の高校生レベルの文法)(1ページに1〜3個の知らない単語があってもストーリー理解可)
3.日常会話レベルYL3.0~4.9 英米の小学校高学年向けの児童書or大人向けGraded Readers(大人の日常会話を理解)(1ページに1〜5個の知らない単語があってもあらすじつかめる)
4.ジュニアレベルYL5.0~6.9 英米の中高校生向けの児童書or大人向けやさしい娯楽小説(1ページに1〜5個の知らない単語、文章全部の意味が分からないものが2〜3あるのはあたりまえ)
5.読書レベルYL7.0~8.9 大人向け一般的な小説・ノンフィクション・ビジネス書(英米一般人のレベル)(パラグラフごと飛ばしてOK)
6.文学レベルYL9.0以上 古典、文学賞受賞作品(英米知識人レベル)

英英辞典を引くことが苦にならず、書いてある説明を一読して理解できるようになるのは、日常会話レベルの本がさらさらと読めるようになり、ジュニアレベルの本まで進んだ頃です。

→私はまだまだみたいだな。


会話力を高めることが多読の第一目的の場合は、読むレベルを話せるレベルに合わせてセーブすると効果が高いようです。(中略)読むほうは毎日の読書時間を多くすればどんどんレベルアップできるのですが、ここをちょっと我慢して自分が話せるレベルを中心に読むようにしていると、特に文章暗記をせずとも自然に最近読んだ英語を思い出しながら話すことになり、次第に記憶が定着していきます。

→ああ、確かに。それは一理あるかもー。納得しました。

ロマンス小説の官能度
All About Romance
Kisses:キスくらいまで、主人公も若い人がほとんどで恋心を表現できないもどかしさや微笑ましい初恋を描いているもの
Subtle:もう少し大人の恋を扱いますが、同室で夜を迎えた次の行では朝になるレベル
Warm:具体的な描写も混じりますが、あくまでも真剣な愛に基づく行動
Hot:主人公は欲望に突き動かされて行動することもある
Burning:ストーリーは濃厚なラブシーンを描くための申し訳ではないかと思わせる程で、エロティカとかromanticaと分類されることもある。

→役立つ日は来るのか??

子どもに「グランパ、グランマの発音、CDと違うね」といわれたら、「昔はCDなんてなくてね、英語の音を聞くことができなかったの。○○ちゃんみたいに子どものころから英語が聴きたかったなぁ。一緒に練習しようね」でいいのです。

→ワハハ。これいいわあ。このまま使わさせてもらうわぁ。うちはビンボーだったから英語のテープなんて買ってもらえなかったのよ、とかね。

Reading Counts!
相互貸出
早く大人向けの本が読みたい。→YL3がつるつる読めれば試しに読んでもよし。