辞書からはじめる英語学習

辞書からはじめる英語学習

辞書からはじめる英語学習

図書館で借りてきた。電子辞書の権威である関山先生の著書です。こんな本出してたんですねえ。
実際の辞書を引きながら練習問題(?)を解いていくようになっています。手元にある電子辞書SEIKO IC DICTIONARY SR-E8500 電子辞書 (24コンテンツ, 本格英語モデル, 音声対応, シルカカードレッド対応, ジーニアス英和大辞典ネイティブ発音)を引きながらじっくり取組みました。いやはや、勉強になりました。語義の確認中心でなかなか辞書をフル活用することってないのですが、集中してトレーニングできてよかったです。10級〜4級まではさほど難しくないので高校生でも取り組めると思う。できれば、はじめて本格的な学習辞書を手にした高校入学前の春休みにでも読んでおくのがおすすめです。

電子辞書を使ってボキャビル P230
1.まず辞書を引き、単語の意味や発音などを調べる(これは冊子辞書と同じやり方)
2.例文検索機能でその単語を検索し、英和辞典の用例を読みながら、その単語がどういう文脈で使われるのかを理解する。
3.次に、英英辞典の用例を読みながら、意味を考える。意味の分からない用例は単語帳機能で登録しておく。
4.例文検索でヒットした件数などを参考に、その単語がどれくらい重要な語であるかを判断する(多くの用例が出ている語は重要度が高い)。重要だと判断した語は、単語帳機能で登録しておく。この時、紙の単語カードにも手書きで書いておく。
5.4で重要な語だと判断したら、英英辞典や類語辞典にジャンプし、その単語の英英辞典での定義や類義語を知る。

ペーパーバックを読みながら P233
電子辞書を使えば、読解のペースを乱すことなく、語彙力も確実につけることができます。ペーパーバックを読みながら電子辞書を使う際のポイントは、「未知語に遭遇しても、立ち止まらずに電子辞書を引く」ということです。すなわち、章の区切りなど、きりのいいところまでは、知らない単語が出てきても、訳など辞書の情報自体は見ないで、電子辞書に入れながら、どんどん本文を読み進めていくことをおすすめします。
ほとんどの電子辞書には履歴機能がついており、検索した単語を自動的に記録していますので、ひいた単語を後で振り返ることができます。一区切りついたところで休憩を兼ねて「単語学習タイム」を設定し、電子辞書の履歴を呼び出してお茶でも飲みながらそれらを眺め、語彙力をつけていくようにするといいでしょう。