「Princess Masako: Prisoner of the Chrysanthemum Throne; the Tragic True Story of Japan's Crown Princess」読了

Princess Masako: Prisoner of the Chrysanthemum Throne 
読了しました。長いことかかりましたが、五月の連休を使ってやっと読み終えました。

感想・・・。微妙です。確かに日本語では出版しにくい論調で、読んで有意義だったと思います。ただし、この本の値段に見合うかというと微妙というところ。

デリケートな話題なので、突っ込んだコメントは差し控えます。(ネットってけっこう怖いから)
素直な感想としては

  • Princess Masakoの日本での報道によって作られたイメージとはまた違った人物像が読めてよかった。日本での典型的なイメージというと「積極的な活発な性格のすごく頭イイ非の打ち所ない超エリートキャリアウーマン」ですが、そりゃあ彼女も人間ですから、そうでない部分もあるということで。
  • 英文は、わりと読みやすいという印象を受けました。今回は分からない部分は全部調べました(by 英辞郎)が、単語さえ調べれば読めるという感じです。日本に住んで、ニュースでの皇室報道に接してきているのでひととおりの予備知識があるのも大きいのだと思います。
  • 小説などのように、終盤にクライマックスがきてひきこまれるように読み進めるのとは勝手が違いました。内容の後半は「気の毒な状況」の描写が続き、読んでいて気が滅入ってきて辛かったです。depressionとかIVFだとかはなまじ予備知識があるだけに状況がわかりすぎてしまって、読み進めるのがしんどかったです。

久しぶりに洋書を読んだので、いったん覚えた難易度の高い単語をけっこう忘れてしまっている。「これ、見たことあるけどなんだったっけ?」というのがたくさんありました。やはり普段から記憶を呼び戻していないとだめですね。
ともあれ、ひさびさに本を1冊読み終えて、ちょっと自信回復しました。その気になれば、まあなんとか読めるものだなあと。