TOEIC受験記(2005/5/29)

結果はこちら。
受験してきました。疲れてヘロヘロになって帰ってきました。今回の疲れ方は尋常ではなく、これまで受けたTOEICで最も疲労困憊したような気がします。もう即座に寝ちゃいたいんですが、後で思い出せるように記憶が鮮明なうちに感触を記録しておきます。

  • 受験会場、コンディションなど。

今回の会場は某公共施設。大学等の教育機関ではありません。大きな建物で入り口から試験部屋につくのにけっこうかかりました。建物は本当にキレイで申し分ありませんでした。建物の中にはソファーやちょっとしたミーティングスペースがあり、試験前にコンビニで買った昼食を軽くとりながら勉強するのにちょうどよかったです。
試験が行われる部屋はけっこう広かったです。120人収容で横8列、縦15列でした。私は右から3列目、前から4番目でした。音声は前方にあるオーディオセット(?)で管理者が操作し、部屋に備え付けのスピーカーで流れてきます。スピーカーは天井に埋め込みになっているようであちこちのスピーカーから流れてくるようでした。つまり、前の方の席だからといって特に有利になるわけではないです。部屋が広かったせいか、音声はボヤッっとした、少しくぐもって聞きにくい印象を受けました。といっても、前々回のTY大学よりははるかにマシですが。
机は広く、奥行きが60センチほどもありました。ゆったりです。長机に2人がけだったので、真ん中に入った人が出づらいということもありません。椅子は背もたれがあり大きくてゆったりしていました。大柄な男性でも大丈夫な感じです。また、薄いですがクッション張りでおしりが痛くならずにすみました。まあ、なかなか悪くない会場でしたが、もうちょっと部屋が狭いといいなあと思います。

  • Listening Section

今回はリスニングの問題用紙に印刷してある問題文を問題説明の時間に先読みをしました。Part1の説明中にPart4の問題を読みはじめ、続いてPart2の説明中にPart3の3分の1ほどまで読めました。でも、Part4はさらっと読んだだけでは実際に問題を解く助けにはあまりならなかったような気がします。

    • Part1 前回より自信をもって選べるようになった気がする。8.5〜9割ほどの出来か?完全に聞き取れて、意味も分かっているつもりなのに選ぶのを迷った問題がありました。写真を解釈する能力に問題があるのかも。
    • Part2 苦手なPart2です。このパートは問題用紙に写真も質問文も書いて無く、自分の耳だけが頼りになります。前回よりはきちんと選べるものが増えた気がします。TOEIC対策本をやりこんだおかげかも。20番台後半はちょっと気がゆるみ聞けませんでしたが30番台からまた気を入れ直しました。天井から音が降ってくるので耳を上の方に向けるとよく聞き取れた気がします。(気のせいか??)
    • Part3 Part3の前半3分の1ほどは、問題・選択肢の先読みをしていたためスムーズに解けました。先読みをしてない部分に追いつかれてしまってからはアップアップになりました。数問、処理できずに捨てた問題がありますがなんとか最後まで置いて行かれずに解きました。
    • Part4 今回はPart4はボロボロでした。前回よりできが悪かったと思います。比較的Part2・3をきちんと答えたので、集中力が切れてしまったのです。Part4にはいってすぐ、耳が閉じてしまいました。(比喩ですよ。)英語の音を意味あることばとして処理できなくなってしまったのです。全然頭に入りません。あせりました。ほとんど聞き取れないまま、選択肢を読み勘で答えました。
  • Reading Section
    • Part7 長文のPart7を文法問題より先に取り組むことにしています。Part7を40分で解き、残りの35分で文法のPart5、Part6を解くという時間配分をしました。
      実際やってみたところ、42分間かかりましたがPart7を全部読んで答えられました。初めて残さずに答えられました。前回より確実に早くなっています。また、Part7の英文を読むのにあまり疲れなくなりました。また、問題文を見ても「英文が多い〜」と感じなくなりました。
    • Part5・Part6 残り33分間でですが、Part5・Part6をギリギリ全部埋めることができました。文法問題を解くのも早くなっています。TOEIC対策本をやったせいもあるかもですがスパスパ答えられる問題が増えました。分からないものもあるのですが、全く手が出ないのではなく、問われている論点まで見えているとか、似ている2つにまで絞れているなど手応えは感じています。文法問題の文章が以前受験したときよりも短く感じられました。英語を読み慣れたせいかもしれません。
  • 全体の感想。
    今回、いちばん嬉しかったのはReading Sectionを今までで初めて時間内に全部埋められたことです。TOEICのReading Sectionは気が遠くなるほど問題量が多く、全部できたことがありませんでした。前回(2004/9)でさえ、100問中10問は時間が足りず、解かずに適当に埋めて提出したのです。多読のおかげか、読むのはいくらかは早くなったようです。こうやってTOEICを時間をおいて受けることで、進歩を実感できるのは学習のペースメーカーとして役立ちますね。
    単語についてですが、分からない単語は確か数個ありましたが、読解の障害にはならずその存在が気になりませんでした。「そんなものに構ってるヒマはないんだよ〜」という気分でした。いや、本当はその単語のせいで重要なところを読み逃してるかもしれないけれど。
    Listening Sectionは、力不足をひしひしと感じました。実際英語を聞くとなるとPart4のようなある程度まとまった文章になるので(もっとも、あんなにハッキリとは喋らんでしょうが。)これほどまでに意味がとれないのは厳しいです。冬の間、半年ほどリスニングの訓練をサボっていたダメージは大きいなあ。*1とにかく常時疲れていて、英語を聞く気力を持てなかったのです。私は英語を聞くのはあまり好きではないのですが、なるべく英語の音にふれるようにして、並行して多読をしながら英語処理能力をあげていくやり方が現実的かと考えています。

*1:今回のTOEICを申し込んでからは模擬試験問題の音声を1.3倍速にして通勤中に聴いていました。